「昨年度果たせなかったインカレ出場を」
と目標を掲げた昨シーズン、目標は達成したものの
立命館大学にとって苦しいシーズンだったかもしれない。
シーズン開幕戦の関西選手権では大阪学院大学に敗れベスト16で敗退。
しかし、西日本大会では、ノーシードから14年ぶりとなるベスト4に入る。
そして、その勢いを信じて臨んだ秋のリーグ戦ではまさかの開幕6連敗。
インカレ出場に黄色信号が灯る。
「最初に上位チームと対戦して全力で戦った結果負けてしまっただけ。
1勝すれば学生の雰囲気も変わっていった。
接戦をものにできたならもっと結果も変わったのではないか。
チームとして特に難しいことはしていない。」と浅村HC。
結果、再起したチームは続くリーグ戦を勝ち抜き
チャレンジマッチで2部リーグ1位の大阪体育大学を下し
関西6位の枠で見事インカレ出場を決めた。
しかしそのインカレの初戦では、関東のNo1の強豪、青山学院大学に「38-103」と大敗を喫し、大会を終えた。
「フィジカルや技術が関西とは違うものだった。日本代表のセンターとマッチアップできたことで
成長できる部分もあった。特に気持ちの面では負けていないと感じた。」と村井選手
「戦術を組むことで十分戦えると考えていたが、相手が全体的に一枚上手だった。」と浅村HC。
そして、新たなシーズンを迎え、新キャプテン水鳥のもと、新シーズンに向けてのミーティングを重ねた。
新たな目標「インカレ初戦突破」を設定した今年度のチームを
監督の北波正衛さんは「試合ではみんなが頑張らないと勝てない。
昨年と戦力は変わらないのは監督として楽しみだが、
昨シーズンの戦力が残るチームは、他の1部チームにも多い。
今年はキャプテンの水鳥を中心に、例年以上に幹部がまとまろうとしているチーム。
どこまで自分たちで勝ちたいという気持ちを出して勝負できるかがポイントになる。」と評する。
「全関西では必ずベスト8以上に入ることは目標としてあるが
自分たちが練習してきたパッシングゲームを機能させることも大切。」
シーズンを通して個人としてもチ ームとしても一回り成長した立命館大学。
まずは今シーズンの足掛かりとして目標としているベスト8入りは至上命題ともいえるだろう。
今年度の立命館大学の躍進に注目である。
関西学生バスケットボール連盟 広報部 木田