『男子第61回・女子第60回西日本学生バスケットボール選手権大会』公式WEBサイト

展望

男子

【Aブロック】

 関西では圧倒的な強さを誇る昨年度の王者天理大学。今年李相伯杯のメンバーにも選出され全国屈指のポイントガード#25平尾(4年・明徳義塾高)を筆頭 に、常にファイト溢れるプレイを見せる#5清水(4年・川内高)や、3Pシューター#2大谷(4年・福岡第一高)ら最上級生トリオは今年も健在。さら に#23劉(3年・長崎日大高)や#17船津(3年・佐賀北高)のインサイドでのプレイが加われば、西日本大会3連覇も夢ではない。

 ♯11金(3年・光州高)が東海大学九州の大黒柱となってチームが起動していくだろう。それに伴い周りの選手も去年よりも身体能力や個人技がとてつもなく高くなってきている。今大会はとても期待がありそうだ。

 前回大会、不本意な結果に終わった浜松大学。エースガード#33和田(3年・延岡学園高)、得点力・リバウンド力に定評のある#45Sidate(3年・延岡学園高)のコンビがこのチームの鍵となるだろう。今年こそ上位進出を狙う。

 今年は去年よりさらに速攻が早く#23森田(4年・柳川高)の1対1や#91金城(4年・未来工科高)のミドルシュートを武器に優勝を狙う。チームの平均身長も高くなり、今年の九産は上位を目指せる実力を兼ね備えているだろう。

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【Bブロック】

 近畿大学は、アウトサイドシュートが得意な#77木田(3年・大塚高)、インサイドでガッツ溢れるプレイを見せる#41嘉陽(3年・小禄高)の3年生コ ンビがチームを牽引する。身体能力の高い#5吉川(4年・近畿大学高)のプレイは必見である。激しいディフェンスと全員バスケで昨年以上の成績を残せるか 期待したい。

 大阪産業大学は、力強いプレイでゴール下を制圧する#21古川(4年・東山高)やスピードとシュート力で身長の不利を感じさせない#14山田(3年・大 商学園高)、闘志みなぎるプレイでチームを引っ張る#31渡部(4年・大阪商業大学高)らの活躍が期待される。絶対的なエースは存在しないものの伝統的な バスケで古豪復活なるか。

 激しいディフェンスと、オールラウンドのオフェンス力を持つ#18小幡(4年・れいめい高)がチームの顔となる立命館大学。#11広瀬(4年・金沢高) のゲームメイクから全員バスケで得点を重ねる。大崩れのない安定した試合運びで虎視眈々と上位進出を狙う。

 大阪学院大学はオフェンスの核となる#7石原(3年・興誠高)や、インサイドの要である#22小阪(2年・大阪学院大学高)がチームを支える。インサイ ドで体を張る#99藤田(1年・福知山成美高)などの下級生の勢いが凄まじい。チームがうまくまとまれば今大会の台風の目となるだろう。

 全員守備・全員攻撃をモットーにしている中京大学も目が離せない。

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【Cブロック】

 昨年度ベスト4の関西学院大学。時にはインサイドで体を張る長身ガードの#3川嶋(3年・東山高)、的確にゲームをコントロールする#81柳田(4年・ 洛南高)らガード陣は脅威。また、ハッスルプレイでチームを盛り上げる#22源中(3年・関西学院高)や、正確無二なミドルシュートが武器の#0高橋(3 年・桜宮高)らがインサイドを牛耳る。

 身体能力の高いメンバーが多数揃う関西大学。パワフルなプレイでインサイドを支配する#0市野(4年・岡崎城西高)の存在感は無類の強さを発揮する。ま た驚異的なプレイで他を圧倒する#23藤高(2年・大阪商業大学高)や、鋭いペネトレイトから得点を量産する#24山下(2年・尽誠学園高)ら下級生の活 躍が勝利の鍵を握るであろう。

 同志社大学は、持ち前の体格でペイントエリアを支配する#36植村(4年・畝傍高)、派手さはないがミスの少ない#33藤堂(3年・洛南高)に加えて、 小柄ながら強気なプレイが目立つ#0田野(1年・北陸高)、オールラウンドプレイヤー#15谷口(1年・桜宮高)らルーキーコンビの活躍も見所の一つだ。

 また、関西屈指のスコアラー#3道原(4年・神戸科学技術高)を要する大阪商業大学や、昨年度の大会で幾度となくオーバータイムを制し勝利を演じたびわこ成蹊スポーツ大学の躍進も期待したい。

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【Dブロック】

 流通科学大学は、#24大水(4年・星翔高)、#77井上(3年・明石清水高)が高確率なシュートでチームを牽引する。また、シュートレンジの広 い#13小椋(3年・尼崎工高)や、長身を生かしたプレイで得点する木村(3年・姫路工高)がインサイドで体を張る。うまく噛み合えば爆発力があり、番狂 わせを期待したい。

 京都産業大学は、非凡なパスセンスでチームを盛り立てる#1熊谷(4年・大分舞鶴高)、わかっていてもとめられない鋭いドライブが持ち味の#6合瀬(4 年・聖和学園高)から目が離せない。#16石井(4年・熊本国府高)や#31那谷(4年・金沢高)のインサイド陣も脅威的である。スター軍団がチーム一丸 となり4大会ぶりの優勝を目指す。

 鹿屋体育大学は、#1内村(3年・延岡学園高)、#13占部(2年・北陸高)らガード陣のゲームメイクで強力なオフェンス力を見せる。また絶対的エース の#16笠原(4年・金光籐陰高)がチームを支え、例年以上のプレイを一人一人が魅せてくれるであろう。

 昨年度西日本大会準優勝を果たした愛知学泉大学は、持ち前の粘り強いディフェンスから相手のオフェンスリズムを切り崩す。チームの要である#17隅廣 (4年・山口高)から繰り出される巧みなパスから#22森田(4年・鳥取工高)、#55佐々木(4年・八戸西高)らが力強いプレイでチームを引っ張り、勝 利へと導くだろう。昨年、大きな成長が見られた#6森川(2年・福井商業高)にも注目したい。

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女子

【Aブロック】

*大阪人間科学大学
 2年連続王者の大阪人間科学大学。巧みなパス裁きで、観客を魅了するNo.6田中、予測困難なプレイで相手の盲点をつくNo.9鬼頭、的確なパス裁きと 的確なシュートを放つNo.12近藤の動きに注目したい。主要メンバーが怪我から復帰し、全関西よりさらにパワーアップした迫力のある試合展開を披露して くれるだろう。確実性のあるプレイ、チーム全体のバランスの良さから、流れを掴むと一気に点数を重ね、凄まじい勢いで攻め立てる大阪人間科学大学。今年の 西日本でも、大会3連覇を目指し、熱い戦いを見せつけてくれることが期待できる。

*桜花学園大学
 チームディフェンスが上手く機能する桜花学園大学は、堅い守備力を持っている。強気なプレイでチームを牽引する頼れるキャプテンNo.4村松や、チーム の大黒柱No.6徐ら最上級生達がチームの核を担う。『一戦一戦チーム全員で戦う』という気持ちを胸に、試合に臨む桜花大は上位進出を狙いベスト4の大学 に挑む。チームが一つになって戦う桜花大の試合は会場を沸かせる展開になることに違いない。

*広島大学
 昨年度のインカレで関東のチームを破りベスト16に入り、今最も勢いのある広島大学。昨年度の主力選手が抜け、チームの人数は少なくなったが、走るバス ケットの広島大学は魅力的だ。勝負強いシュート力が持ち味のNo.6 伊藤がキープレイヤーになるだろう。広島大学のチームバスケで息の合ったプレイで西 日本での大躍進に期待したい。

*信州大学
 元気の良さとハードなディフェンスからアップテンポな展開が特徴の信州大学。力強い1on1から得点を量産するNo.4高橋、司令塔No.6長尾を中心にチーム一丸となり、ベスト8の壁へと挑む。

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【Bブロック】

*愛知学泉大学
 豊富な運動量を活かした激しいディフェンスが武器である愛知学泉大学。昨年主力であった上級生が多く抜け、チーム全体が若くなったが、キャプテン No.4園田、アグレッシブなプレイを得意とするNo.5鈴木を中心に新たなチームカラーを見せてくれるだろう。1年時から数多くの試合を経験してきた No.6薮田が上級生になった今年、プレイにどのような変化が起こっているのか注目だ。4大会ぶりの西日本大会優勝を狙う学泉大から目が離せない。

*武庫川女子大学
攻撃的なディフェンスからのブレイクを得意とする武庫川女子大学。インサイドで大きな存在感をみせるNo.4松澤をはじめ、攻守でチームを引っ張る No.5木下、ペイントエリアで粘り強く果敢に攻めるNo.6村田らの活躍が期待される。昨年、1年生ながらにスターターとしてインカレも経験した No.17武村は、チームにとって大きな戦力になるだろう。前大会はベスト8に終わった武庫川だが、ベスト4に食い込む可能性を秘めている。

*福岡教育大学
 攻守ともに粘り強さが武器の福岡教育大学。リング下を牛耳るNo.8吉田、No.4森田のドライブの力強さは必見だ。攻撃的な選手が揃っている福教大はガッツある試合を展開してくれるに違いない。

*立命館大学
 昨年度は全関西で番狂わせを見せたものの、西日本ではその実力を発揮できず、思うような結果を残せなかった立命館大学。今年の立命館はNo.9小笠原が 縦横無尽にコートを駆け巡り、鋭いドライブから相手チームのディフェンスを切り崩す。No.6山原、No.10笠松らがインサイドで奮闘し、安定したチー ムプレイで更なる上位進出を目指す。

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【Cブロック】

*鹿屋体育大学
 九州を17連覇している鹿屋体育大学は、オールラウンドにプレイをこなせる選手が多い珍しいチームだ。チームでもコートでもキャプテンをこなし、チーム を束ねるNo.4吉田のゲームメイク力は圧倒的だ。上級生チームである鹿屋体は安定したプレイを展開し、リズムに乗ると止めることができない勢いも持ち合 わせている。優勝の座を賭けた戦いに鹿屋体も名を挙げる。

*関西外国語大学
 内外問わず得点できる攻撃力が持ち味の関西外国語大学。外からはNo.□天池の鋭いドライブ、中ではNo.□中川がパワーのあるプレイ、トップからは昨 年大きく成長したNo.□山本がチームを指揮する。中心選手が抜け、新たなメンバーで挑む今年の西日本。経験のあるNo.□水谷がチームをまとめてくれる だろう。一人一人が主役となり、上位進出を目指したい。

*関西学院大学
 粘り強いディフェンスと内外のバランスの良い攻撃が特徴の関西学院大学。高さと力強さを兼ね備えるNo.10笠松と鋭いドライブと正確な3Pシュートが 武器のNo.12井上の3年生コンビが上位進出に向け、コート内を掻き乱し大暴れする。ゴール下からNo.4の福田がチームをまとめ、ベスト8を目指す。

*静岡産業大学
 昨年度今大会でベスト16に食い込む快挙を遂げた静岡産業大学は、歴史は浅いながらも実力を持っている。少人数であるが、結束力を武器にNo.10杉村を中心とした攻めの姿勢で戦う。今年はどのような快挙を挙げてくれるのか期待が高まる。

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【Dブロック】

*大阪体育大学
伝統の粘り強いディフェンスから、今季はスピードある攻撃を前面に出している大阪体育大学。新入生ながらも試合の鍵を握るNo.□落合、No.□村上のツーガードが大体大に新しい風を吹き込む。2大会連続優勝の座を目前で逃している大体大だが、今年こそは優勝の座に輝くべく新しく磨いた武器を披露してくれるだろう。もちろんNo.□藤口の高確率なシュート、No.□宮森の攻守に渡るリバウンドは鋭い刃となり高みへと近づけるだろう。大人科の3連覇を阻止するであろう大体大から目が離せない。

*新潟医療福祉大学 激しいディフェンスからゲームを展開する新潟医療福祉大学。下級生が多く、若いチームだが北信越では実力を露わにしている。中心になるのは、スピード溢れるプレイを武器にするNo.14木暮。持ち味の粘り強いディフェンスからのまさに電光石火と言えるブレイクを武器に、ベスト4進出を狙う。

*中部学院大学  東海地区で勢いに乗ってきている中部学院大学は、ディフェンスからのファーストブレイクが特徴だ。主力メンバーは若く、今大会でも成長する中学院が見られることに違いない。中でもゲームを支える司令塔No.12宮林、リング下にはNo.20後藤の1年生コンビに期待せずにはいられない。

*久留米工業大学 今年の久留米工大は、他のチームに比べ背は小柄だがNo.11塩賀がキーマンとなって華麗なるパス裁きからの得点や自分の持ち味のスリーポイントを得意としたプレイで得点を決めていく今年の久留米工大は期待ありそうだ。

*まとめ  北信越、東海、関西、四国、中国、九州の各地区でしのぎを削る81校のチームが参加し、競う大会。昨年度は関西でインカレを開催し、西日本勢も熱い戦いを繰り広げた大会となった。昨年から各チームどのような成長を遂げて、西日本大会へと挑戦してくるのか、今年も期待せずにはいられない。ここで紹介した以外にも多くのチーム、有望選手が活躍することだろう。選手の方々はベストコンディションで試合に臨み、日頃の練習の成果を十分に発揮して頂きたい。 最後になりましたが、ご観覧の皆様には是非とも試合をお楽しみいただき、暖かいご声援をお送りいただきますようお願い申し上げます。

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